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試作品やサンプルを製作するには光造形が便利

樹脂やゴムなどを使った部品を製作するためには成型が必要です。成型には金型と呼ぶ、部品の原型が必要で、金型の中に材料を入れてプレス機を使って圧縮、一定時間圧力をかけると形作られた部品が完成します。金型を作るためには3次元データを基にし、金属の塊を削って製作する事になります。部品によっては交差が厳しいものもあり、100分台での精度が要求されるものもあるなど、精度が要求される金型などのコストは高額になるケースが多くあります。なお、金型で製作した部品は寸法などを計測して試作品やサンプル品を製作する事になりますが、計測結果がNG判定になった場合、金型の修正が必要になるなど、手間や時間が掛かる事になります。光造形はデータ通りの形状を高速で製作が出来る、最近注目を集めている3Dプリンターよりも高精度の製品を作り出せると言われています。

積層して形を作る樹脂加工技術で高精度、短時間で製作が可能です

光造形は槽に溜めてある樹脂材料に紫外線レーザーを一層ずつ照射して硬化させ、積層を利用して形を作り上げる樹脂加工技術です。一般的な樹脂材料とは異なり、紫外線で硬化する紫外線硬化型樹脂材料を使う事、金型やプレス機が要らないなどの特徴があります。3次元データがあればすぐに製作が出来るので、試作品を作る時にも最適です。中でも、高い精度が要求される樹脂部品のサンプルを製作した製作したい時など、精度が高いだけではなく、短時間で製作が可能になる、しかもコストが安いなどのメリットもあります。また、この技術を使う事で真空注入型の型作成用のマスターを製作する事が出来る事からも、従来の金型成型用の金型を製作する時のコストと比較すると低予算で作る事が出来るメリットを持ちます。

エポキシ系紫外線硬化型樹脂の特徴について

光造形で利用する樹脂材料はエポキシ系紫外線硬化型樹脂材料といいます。この材料には幾つかの種類があり、製品の利用目的に応じて使い分ける事が出来ます。汎用的なエポキシ系紫外線硬化型樹脂の場合は、熱を加えて耐熱性を高めるための処理が可能、吸湿性が高いので湿気が多い場所では使用が難しいのですが、価格が安いなどのメリットを持つタイプになります。一方、価格は高めではありますが、耐湿性が高いので、湿気による変形が起こらない材料もあるなど、利用する場所に応じた最適な材料が用意してあるのが特徴です。しかも、材料を選んで試作品やサンプル品を短時間で製作が出来るので、新規に立ち上がにおいての時間が少ない時、これから新規の部品を製作する会社などからの注目を集めています。

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